JR九州は4月から5月にかけ合計8日間、久大本線の久留米~由布院で臨時快速「ゆふいん」を運行する。このほど運行を終了したSL列車「SL人吉」で使われていた客車をディーゼル機関車が牽引して走る。同社はゴールデンウィーク期間に由布院方面への客の混雑が予想されることから運行するとしている。
運行日は4月27・29・30日と5月1~4・6日。運行時刻は下りが久留米10時54分発→日田11時51分着→由布院13時14分着、上りは由布院14時39分発→日田15時58分発→久留米16時55分着になる。
車両は「SL人吉」用に改装された50系客車の3両編成(定員132人)で、ディーゼル機関車が牽引。4月27日と5月6日は客車編成の両端にディーゼル機関車を連結して走る。
乗車には乗車券のほか指定席券(1680円)が必要。久留米~由布院の運賃・料金の合計は片道で3850円になる。
「SL人吉」は鹿児島本線・肥薩線の熊本~人吉で運行されていたSL列車。2022年7月の豪雨の影響で肥薩線が不通となって以降は鹿児島本線の熊本~鳥栖で運行されていた。牽引機の8620形蒸気機関車58654号機の老朽化に伴い、今年2024年3月24日までに運行を終了。58654号機は肥薩線沿線の熊本県人吉市に無償譲渡される予定だ。
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