北越急行ほくほく線・鍋立山トンネル「斜坑」見学ツアー 「かんじき」でアクセス



ほくほく線(新潟県)を運営する北越急行は3月17日、「六日町運輸指令区車庫見学&スノーシューで行く鍋立山トンネル斜坑見学」と題したツアーを実施する。

工事が終盤を迎えていた頃の鍋立山トンネル。【画像:六日町】

当日は六日町駅に9時20~40分集合・受付。六日町駅そばの車両基地(六日町運輸指令区)でHK100形電車を見学する。その後、鍋立山トンネルの保守用トンネル(斜坑)を見学。積雪がある山間部のため、斜坑の入口へは雪上歩行具のスノーシュー(西洋かんじき)でアクセスする。

募集人数は25人で旅行代金は大人1万円・子供8000円。申し込みは2月5日10時から2月20日まで、ほくほく線のウェブサイトで受け付ける。

まつだい駅から見た鍋立山トンネルの坑口(信号表示機の下、2004年)。【撮影:草町義和】

鍋立山トンネルはほくほく線・まつだい~ほくほく大島にある全長約9kmのトンネル。中間に儀明信号場があり、トンネルから100mほど上の地上と信号場をつなぐ斜坑が設けられている。1973年に着工したが、信号場とその前後の部分は地質が非常に悪く工事が難航。一時は国鉄経営の悪化を受けて工事自体が凍結された。完成したのは着工から20年以上が過ぎた1995年。1997年に開業した。

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