双日「インド高速鉄道」電力工事を受注 変電所や指令室の配電システムなど



双日は1月16日、インド西部の高速鉄道建設事業について、インド高速鉄道公社(NHSRCL)から電力工事を受注したと発表した。インドのゼネコン・総合エンジニアリング「ラーセン・アンド・トゥーブロ・リミテッド」との共同受注。

ムンバイ~アーメダバードの高速鉄道にはE5系ベースの車両が導入される。【画像:まさきM/写真AC】

受注したのは「ムンバイ~アーメダバード間高速鉄道建設事業 電力パッケージEW-1」で、全線の変電所(14カ所)の建設と電車線、駅舎や中央指令室への配電システムなど。本年度2023年度内の着工を予定している。

この事業は日本の国際協力機構(JICA)がインド政府に対して供与する円借款貸付契約の一部を活用し、ムンバイ~アーメダバードの約508kmを結ぶ高速鉄道を建設するもの。車両はJR東日本のE5系電車をベースにしたものが製造される。双日は2022年、高速鉄道建設事業のうちサバルマティ総合車両基地の建設工事を受注していた。

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