国土交通省の四国運輸局は8月30日、伊予鉄道が申請していた鉄軌道旅客運賃の上限変更を認可した。これを受けて伊予鉄道は10月1日に運賃を値上げする。
改定率は郊外電車が5.0%で、市内電車は11.1%。普通旅客運賃は郊外電車の初乗り運賃を現行180円から20円値上げして200円にする。それ以外の各距離帯も20円引き上げる。市内電車は現行180円から20円値上げの200円。
定期旅客運賃は各区間の運賃に基づき所定算定式により変更する。郊外電車で通勤1カ月の場合、9.1~11.0kmは790円値上げの1万8220円。市内電車も通勤1カ月で790円値上げの7920円になる。
「坊ちゃん列車」「ALL IYOTETSU 1~4Day Pass」「市内電車1~4Dayチケット」「サイクルトレイン利用券」「合格祈願きっぷ」の運賃・料金は据え置く。
このほか、伊予鉄道と同じグループの伊予鉄バスも一般路線バス旅客運賃の上限変更の認可を8月30日に受けており、10月1日に値上げする。全体の平均改定率は23.2%で、初乗り運賃は40円値上げの220円。
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