鉄道・運輸機構は12月11日、北陸新幹線・金沢～敦賀の車両走行試験が完了し、施設の管理をJR西日本に引き継いだと発表した。来年2024年3月16日の延伸開業に向け、乗務員の訓練運転（習熟運転）などの本格的な準備に移行する。
車両走行試験は今年2023年9月23日に開始。まずJR東日本が所有する電気・軌道総合検測車のE926形「East i」が入線し、9月26日からはJR西日本が所有する旅客営業用電車のW7系による走行試験も始まった。11月1日から速度向上試験が始まり、110km/hから速度を順次引き上げ。11月24日に260km/hで走行し、12月8日に車両走行試験を完了した。
車両走行試験中は鉄道・運輸機構が施設を管理していたが、試験の完了に伴いJR西日本が施設の管理を引き継いだ。施設自体は引き続き鉄道・運輸機構が保有する。今後は習熟運転などのほか、2024年2月には一般向けの試乗会も行われる予定だ。
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