新千歳空港アクセス快速「エアポート」日中増発、3種別に 速達性向上と停車拡大



JR北海道は11月15日、千歳線の新千歳空港アクセス列車・快速「エアポート」を増発すると発表した。インバウンドの回復などによる新千歳空港の利用者の増加を見込み、空港アクセス輸送を強化する。

新千歳空港アクセス列車の快速「エアポート」。【画像:中村昌寛/写真AC】

「エアポート」の運行本数が増えるのは日中の9~16時。現在は毎時5本だが、1本増やして毎時6本にする。列車種別も変更し、3種別に。毎時6本のうち1本は停車駅が快速より少ない特別快速として空港アクセスの速達化を図る。2本は北広島~新千歳空港で各駅停車の区間快速として停車駅の拡大を図る。

一方、日中の普通列車は札幌~北広島で北広島発着の普通列車を毎時2本運行。千歳~苫小牧は苫小牧方面からの普通列車を毎時1本程度、千歳駅まで乗り入れさせる。北広島~千歳の普通列車は区間快速に置き換える。

日中9~16時の「エアポート」と普通列車の停車パターン。【画像:JR北海道】

このほか、利用者が増加している桑園駅は小樽方面からの快速「エアポート」「ニセコライナー」を終日すべて停車させる。

増発などの実施時期は来年2024年春の予定。JR北海道は具体的なダイヤなど詳細は改めて案内するとしている。

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