JR名古屋駅初の在来線ホームドア「半年ほど遅れ」2024年1月から使用開始



JR東海は11月7日、名古屋駅の在来線6番線に設置するホームドアを来年2024年1月から使用開始すると発表した。JR名古屋駅の在来線ホームにホームドアが設けられるのは、これが初めて。当初の予定より半年ほど遅れる。

名古屋駅の在来線ホーム。【撮影:鉄道プレスネット(AT)】

6番線は東海道本線の下り列車が発着。ホームドアの開口幅は4m強で、東海道本線の快速・普通列車で運用されている311系・313系・315系電車の4・6・8両編成のドア位置に対応する。1月11日の始発列車から使用開始の予定だが、JR東海は使用開始日の確定は駅の掲示で案内するとしている。

ホームドアの設置イメージ(写真は金山駅)。【画像:JR東海】

JR名古屋駅は東海道新幹線のホーム(2面4線)が2016年までに設置済みだが、在来線ホーム(6面12線)はホームドアの整備が進んでいない。2021年6月の発表では、6番線のホームドアは今年2023年7月に使用開始の予定としていたが、その4カ月前の2023年3月には世界的な半導体不足の影響による部品調達の遅延を受け、半年ほど使用開始が遅れると発表していた。

今後は6~8番線のホームドアが順次整備される計画。JR東海は6番線(東海道本線下り)のホームドアについて「現時点では当初予定通り2024年6月の使用開始を目指して工事を進めています」としている。

7・8番線のホームドアは2025年に使用開始の予定。【撮影:草町義和】

7・8番線(中央本線)は停車列車を315系の8両編成に統一するとともに、定位置停止装置を導入。ホームドアの開閉システムはQRコード方式を採用する。JR東海の2022年12月の発表によると、まず7番線のホームドアを2025年4月に使用開始。8番線は同年12月に使用開始するという。

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