名鉄河和線「加木屋中ノ池駅」来年度末に開業 新駅の駅名決定、近くの施設が副駅名に



名鉄は12月22日、河和線・高横須賀~南加木屋に設ける新駅(愛知県東海市)について、開業時の正式な駅名を「加木屋中ノ池(かぎやなかのいけ)」にすると発表した。同日、国土交通省の中部運輸局に届け出た。開業時期は2023年度末の予定。

加木屋中ノ池駅構内のイメージ。右奥が北口駅舎になる。【画像:東海市】

新駅周辺の地名「加木屋町」「中ノ池」を合成した。名鉄は「駅を主にご利用いただく駅勢圏内の加木屋町と中ノ池の2地域の皆さまにとってわかりやすく、親しまれること」を願って命名したとしている。駅番号は「KC02」。

このほか、加木屋中ノ池駅の副駅名として「公立西知多総合病院前」を設定する。東海市の要望を受けたもので、駅の近くには東海市民病院と知多市民病院を統合する形で2015年に開院した公立西知多総合病院がある。

加木屋中ノ池駅と周辺の施設・道路の位置。【画像:東海市】

加木屋中ノ池駅の構想は都市計画道路の整備に伴う鉄道高架事業にあわせて浮上。2015年に東海市と名鉄が新駅設置で合意し、2020年2月に基本協定を締結した。事業費は117億9000万円で東海市が全額負担する。

隣接駅からの距離は高横須賀駅と南加木屋駅のどちらからも1.4km。6両編成に対応した相対式ホーム2面2線で北改札口と南改札口が設けられる。駅集中管理システムを導入し、自動改札機と自動券売機、インターホンなどを設置する。

北口駅前広場のイメージ。【画像:東海市】

開業は2023年度末の予定。改札口は当面はあいだ、病院最寄りの北改札口のみ使用開始し、南改札口は2024年度からの使用開始を予定している。

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