西武鉄道「所沢駅でキャンプ」テントスペースを確保、ホームドア操作体験も



西武鉄道は11月3日の夜から4日の朝にかけ「所沢駅ナイトステーションツアー」を実施する。所沢駅の構内にテントスペースを確保し、キャンプしながら深夜の駅を見学するイベント。

西武鉄道の所沢駅。【撮影:草町義和】

11月3日の19時45分、所沢駅に集合。同駅構内の多目的スペース「とこてらす」でテントの組立などを行う。その後は夕食時間・自由時間になり、23時20分ごろから終列車の対応について、現役の駅員による説明が行われる。

日付変わって11月4日の1時30分ごろから終列車後の駅構内を見学。ホームドアや安全拾得器の操作体験、放送体験などを行うほか、LEDの案内表示器に普段は表示されない内容を特別に表示して記念撮影を行う。3時45分ごろに就寝し、7時ごろから朝食時間・自由時間に。8時30分ごろから片付けなどを行って9時解散になる。

所沢駅「とこてらす」でのキャンプのイメージ。【画像:西武鉄道】

テントや寝袋などキャンプに必要なものは参加者自身で用意する必要がある。食事は各自持参するか、駅構内のコンビニエンスストアで購入可能。朝食時には改札内のコーヒー店がホットコーヒーを無料で提供する。

たき火やガスボンベなど火を使う器具は使用できず、刃物の持ち込みは禁止。手洗い場などの水場も、このイベントでは提供しない。バッテリー型IHクッキングヒーターなど火が出ない器具は持ち込める。

参加できるのは小学生以上(18歳未満は大人同伴)で10組(1組最大4人)を募集する。参加費用は1組2万円。申込みは10月10日14時からネット上の特設予約フォームで受け付ける。

西武鉄道は「普段入ることのできない終電後の駅見学などを通じて、安全運行を支える駅の裏側を知っていただき、西武鉄道を身近に感じていただくとともに、非日常の空間や新たな体験を通じて、お客さまに笑顔になっていただきたいという想いから、駅係員が発案し実施するものです」とアピールしている。

《関連記事》
西武鉄道「東急9000系」「小田急8000形」約100両を導入へ 中古で旧型を更新
西武有楽町線40周年で6000系が「営団7000系風」に 部分開業時の姿を再現