北陸新幹線・金沢~敦賀の走行試験「East i」で始まる 芦原温泉駅で歓迎式典



開業に向け準備が進む北陸新幹線の延伸区間・金沢~敦賀で9月23日、走行試験が始まった。途中の芦原温泉駅では福井県内での新幹線車両の初走行を記念し、歓迎式典が行われた。

北陸新幹線の芦原温泉駅に入線した「East i」。【画像:福井県】

福井県によると、この日はJR東日本が保有する新幹線軌道・電気総合検測車のE926形電車「East i(イーストアイ)」が延伸区間に入線。芦原温泉駅では9時45分から10時15分まで歓迎式典が開催され、福井県の杉本達治知事など約80人が出席した。

杉本知事は「福井県内に初めて新幹線が入ってきて、これまで北陸新幹線にかけてきた先人の努力や想いが着実に実を結びつつあり、非常に感慨深い」「開業を万全の状態で迎えられるよう、県内外のプロモーションやおもてなし、二次交通の整備など開業準備を加速させる」などとあいさつしたという。

芦原温泉駅で行われた歓迎式典。【画像:福井県】
福井県のマスコットキャラクター「はぴりゅう」なども初走行を祝った。【画像:福井県】

営業車両の走行試験は9月26日、JR西日本のW7系電車を使用して行われる。10月1日には福井県内の4駅でW7系の歓迎セレモニーが開催される予定だ。

※記事を差し替えました(2023年9月24日11時10分)。

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