東武鉄道のDL列車「DL大樹」が9月の計2日、東武線の下今市駅(栃木県日光市)からJR線の会津若松駅(福島県会津若松駅)まで運行される。「DL大樹」が営業運転で会津若松駅に乗り入れるのは、これが初めて。
運行日と時刻は次の通り。
●9月23日
下今市10時29分発→鬼怒川温泉11時05分着・12時36分発→会津高原尾瀬口13時46分着・14時12分発→会津田島14時36分着・14時59分発→会津若松16時20分着
●9月24日
会津若松10時11分発→会津田島11時50分着・12時16分発→下今市14時19分着
牽引機はDE10形ディーゼル機関車の1109号機。東武鬼怒川線~野岩鉄道会津鬼怒川線~会津鉄道会津線~JR只見線の4社線を直通する。
乗車には旅行会社が発売する旅行商品を購入する必要がある。東武トップツアーズが発売する9月23日(日帰り)の旅行商品の場合、浅草駅から東武の新型特急「スペーシアX」と「DL大樹」、磐越西線の普通列車、東北新架線「やまびこ」を乗り継いで東京駅で終了となるぐプランで大人3万2000円、子供2万6000円。8月22日15時から申込みを受け付ける。
「大樹」は東武鉄道の客車列車で、蒸気機関車が牽引するSL列車「SL大樹」とディーゼル機関車が牽引するDL列車「DL大樹」の2種類ある。運行区間は通常、どちらも東武鬼怒川線の下今市~鬼怒川温泉。2022年2月には「DL大樹」が団体列車として初めて野岩鉄道と会津鉄道に乗り入れ、下今市~会津田島を走った。
東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道とJR東日本の東北本部は、「DL大樹」の会津若松乗り入れにつて「初めてJR会津若松駅に乗り入れることで、魅力あふれる会津エリアをより多くのお客様に楽しんでいただけます」とアピールしている。
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