神戸エリアの公共交通事業者などは8月3日、神戸空港~神戸市中心部~有馬温泉を結ぶ公共交通にクレジットカードのタッチ決済を一斉に導入すると発表した。すでに導入済みや導入予定が発表済みのものを含む7者の鉄道やバス、ケーブルカーなどでタッチ決済を利用できるようになる。
今回発表された、タッチ決済を導入する事業者・路線・駅は次の通り。
●神戸新交通
・ポートアイランド線(ポートライナー)全駅
●神戸電鉄
・谷上・有馬口・有馬温泉の各駅
※これ以外の駅や阪急電鉄・阪神電鉄・山陽電鉄との相互利用は不可
●六甲山観光
・六甲ケーブル線の六甲山上駅と六甲ケーブル下駅
・六甲山上バスの六甲ケーブル山上~六甲山頂・六甲ガーデンテラス
●こうべ未来都市機構
・摩耶ケーブル線・摩耶ロープウェー(まやビューライン)の摩耶ケーブル駅と虹の駅、星の駅
・六甲有馬ロープウェーの有馬温泉駅と六甲山頂駅
・神戸-関空ベイシャトルの神戸空港と関西国際空港
●みなと観光バス
・211・212・22 系統(桜森町BC~三宮山手~モザイク前)
・坂バス
タッチ決済対応のクレジットカードやスマートフォンなどを専用リーダーにタッチすることで、そのまま改札を通過して乗車できる。対象ブランドはVisa・JCB・American Express・Diners Club・Discover・銀聯。Mastercardも順次追加の予定だ。
サービス開始は来年2024年春の予定。ただし神戸-関空ベイシャトルは別のチケットレスシステムが今年2023年3月から稼働中のため、導入時期は別途検討されている。
ほかに神姫バスの連節バス「ポートループ」「シティループ」がタッチ決済を導入済み。神戸市営地下鉄も2024年4月に全駅でタッチ決済のサービスを始める予定だ。これにより合計7者の鉄道・ケーブルカー・ロープウェイ・バス・船舶がタッチ決済を導入することになる。
関係各者は「タッチ決済対応のクレジットカード一枚で、神戸空港・ウォータフロント~三宮・新神戸~六甲山系・有馬温泉間をシームレスに移動することが可能となります」としている。
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