神戸市営地下鉄「タッチ決済」導入へ 世界パラ陸上や大阪万博など見据え



神戸市交通局などは7月5日、神戸市営地下鉄にタッチ決済を導入すると発表した。来年2024年4月にサービス開始の予定。神戸市営地下鉄の全駅で利用できるようになる。

神戸市営地下鉄の列車。【画像:神戸市交通局、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、JCB、東芝インフラシステムズ、QUADRAC】

タッチ決済に対応したクレジットカードやスマートフォンなどを、新たに設置する専用リーダーにタッチすることで、改札を通過して地下鉄の列車に乗ることができる。決済ブランドはVisa・JCB・American Express・Diners Club・Discover・銀聯。Mastercardも順次追加予定だ。

神戸市営地下鉄の路線図。2024年4月から全駅でタッチ決済を利用できるようになる。【画像:神戸市交通局、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、JCB、東芝インフラシステムズ、QUADRAC】

神戸市交通局は、2024年に神戸で開催予定の世界パラ陸上競技選手権大会や2025年開催予定の大阪・関西万博、神戸空港の国際化などによる国内外からの神戸訪問者の増加を見据えた環境整備を行う方針。タッチ決済の導入もその一環で、地下鉄への乗車に加え、沿線地域の施設などが提供する買い物や食事などのサービスとの連携も検討するとしている。

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