岩手開発鉄道は7月27日、新造のディーゼル機関車を導入したことを、X(Twitter)の公式アカウントで明らかにした。

新潟トランシス製のディーゼル機関車で記号番号は「DD5602」。7月24日から27日まで試運転を行い、正式に引き渡されたという。岩手開発鉄道が新造のディーゼル機関車を導入するのは、1977年に新潟鉄工所(現在の新潟トランシス)で製造されたDD5601以来、46年ぶりとみられる。
【お知らせ】
— 岩手開発鉄道株式会社【公式】 (@kaihatsurailway) July 27, 2023
この度、新製ディーゼル機関車を導入しました。7月24日から本日まで試運転を実施し、正式に引き渡しとなりました。
これからどうぞよろしくお願い致します。
製造:新潟トランシス社様
車号:DD5602#岩手開発 pic.twitter.com/zlY7Hz3Ios
岩手開発鉄道はこのほか、1969年に新潟鉄工所が製造したディーゼル機関車のDD5652が今年2023年2月をもって除籍(廃車扱い)となっていたことも明らかにした。
岩手開発鉄道は、JR大船渡線BRT・三陸鉄道リアス線の盛駅から石灰石鉱山とセメント工場に伸びる2路線を運営。鉱山から工場まで石灰石を輸送する貨物列車を運行している。かつては旅客列車も運行していたが1992年に旅客営業を廃止。現在は貨物専業だ。
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