岩手開発鉄道「46年ぶり」新造ディーゼル機関車を導入 石灰石を運ぶ貨物鉄道



岩手開発鉄道は7月27日、新造のディーゼル機関車を導入したことを、X(Twitter)の公式アカウントで明らかにした。

岩手開発鉄道の貨物列車。【画像:写真AC】

新潟トランシス製のディーゼル機関車で記号番号は「DD5602」。7月24日から27日まで試運転を行い、正式に引き渡されたという。岩手開発鉄道が新造のディーゼル機関車を導入するのは、1977年に新潟鉄工所(現在の新潟トランシス)で製造されたDD5601以来、46年ぶりとみられる。

岩手開発鉄道はこのほか、1969年に新潟鉄工所が製造したディーゼル機関車のDD5652が今年2023年2月をもって除籍(廃車扱い)となっていたことも明らかにした。

岩手開発鉄道は、JR大船渡線BRT・三陸鉄道リアス線の盛駅から石灰石鉱山とセメント工場に伸びる2路線を運営。鉱山から工場まで石灰石を輸送する貨物列車を運行している。かつては旅客列車も運行していたが1992年に旅客営業を廃止。現在は貨物専業だ。

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