奥羽本線は7月中に全線再開へ 五能線の再開日も決定 大雨被災、復旧工事「順調」



JR東日本の秋田支社は7月27日、大雨の影響で一部区間が運休している奥羽本線と五能線の全線再開日を発表した。

盛土が流出し架線柱が傾いた奥羽本線・羽後境~大張野(7月26日)。盛土の復旧工事が完了した。【画像:JR東日本】

奥羽本線の大曲~和田は7月31日の始発から運転を再開。五能線の能代~深浦も8月11日の始発から再開し、両線区とも通常ダイヤに戻る。代行バスなどは再開日の前日限りで運行を終了する。秋田支社によると、いずれも復旧工事が順調に進んでいるという。

奥羽本線は羽後境~大張野で盛土流出や架線柱傾斜の被害が発生。同区間を含む大曲~和田が運休し、大曲~秋田で代行バスが運行されている。

被害が発生した線路に隣接して並行している秋田新幹線は7月20日に再開済み。7月25日からは秋田新幹線の線路を走る大曲~秋田ノンストップの臨時快速も運行されている。秋田支社はこれまで8月初めごろの再開を目指すとしていたが、若干前倒しされる。

五能線では鳥形~沢目や岩館~大間越で盛土流出の被害が発生。能代~深浦が運休し、東能代~深浦で7月23日から代行バスが運行されている。秋田支社はこれまで8月中旬ごろの再開を目指すとしていた。

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