JR東日本とJR西日本は7月4日、両社が展開しているネット予約サービスで障害者向けの割引乗車券を申し込めるサービスを始めると発表した。
JR東日本はネット予約サービス「えきねっと」で、障害者割引を適用した乗車券(5割引)と新幹線・特急列車の特急券(割引対象外)を申し込めるようにする。サービス開始時期は来年2024年2月の予定。
JR西日本も同社のネット予約サービス「e5489」で、身体障害者割引や知的障害者割引を適用した乗車券を申し込めるようにする。利用条件は現在のe5489と同じにする予定。サービス開始時期は2024年春の予定。
JR東日本・JR西日本とも、利用に際してはマイナポータルへのマイナンバーカードの登録が必要。また、みどりの窓口でも引き続き障害者向けの割引切符を発売する。
JR東日本は今後も障害者向けのサービスを拡充する考え。駅での受け取りが不要な「新幹線eチケット」への障害者割引の適用や、東北・秋田・山形・北海道・上越・北陸新幹線の車椅子対応座席のえきねっと申込み、駅員によるホームまでの案内や列車乗降の手伝いが必要な客向けの「乗降介助WEB予約サービス」を検討しているという。
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