東京から立山黒部アルペンルート「最高地点」直通の高速バス 東急・西武・富山地鉄



東京と立山黒部アルペンルートの室堂を直通する高速バスが、7月から8月の夏季限定で運行される。運行するのは東急トランセ・西武観光バス・富山地鉄の3社。

室堂に乗り入れる高速バスのイメージ。【画像:東急トランセ】

東京発は所要時間が10時間20分の夜行便で、東京駅南口(丸の内口)20時40分発→室堂7時00分着。途中停車は東京側が渋谷駅(フクラス9番)・東急歌舞伎町タワー(新宿)・池袋駅東口で、立山側は弥陀ヶ原・天狗平に停車する。このほか、サービスエリア2カ所で休憩停車がある。運行期間は東京発7月14日~8月30日。

室堂発は室堂12時00分発→東京駅南口(丸の内口)21時30分の昼行便で所要時間は9時間30分。途中停車は立山側が天狗平・弥陀ヶ原、東京側が池袋駅東口・東急歌舞伎町タワー・渋谷駅だ。サービスエリアでの休憩停車は3カ所。運行期間は7月15日~8月31日。

運行に使用する車両は、Wi-Fi環境や充電用設備、車内トイレ、大型トランクなどを装備する。

直通高速バスで使われるバスのイメージ(左:東急トランセ、中央:西武観光バス、右:富山地鉄)。【画像:東急トランセ】

運賃はネット購入で1万1000~1万9000円。車内精算運賃は2万円。6月下旬からバスの予約サイト「発車オーライネット」で予約を受け付ける予定だ。

室堂は長野県と富山県を結ぶ山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」の最高地点(標高約2450m)にある。立山トンネルトロリーバスと立山高原バスが乗り入れており、ルート上の中間拠点となっている。

《関連記事》
黒部ルートの一般開放、新名称は「黒部宇奈月キャニオンルート」地名の順序を変更
立山黒部アルペンルートの片道運賃「1万円超」に 来季から値上げ