北大阪急行「延伸」千里中央~箕面萱野は190円 6km超の運賃と加算運賃を申請



北大阪急行電鉄は6月2日、南北線延伸線(北大阪急行線の延伸区間)の開業に伴う旅客運賃設定認可を国土交通省の近畿運輸局長に申請した。全体の距離が長くなるのに伴い、新たな距離帯の運賃を設定。あわせて加算運賃も設定する。認可された場合、北大阪急行は2023年度末の延伸開業にあわせて運賃を改定する。

北大阪急行線の列車。【画像:たろとれ/写真AC】

普通旅客運賃と定期旅客運賃の距離帯として、新たに4区(6km超~8kmまで)と5区(8km超~10kmまで)を設定する。6km以内の1~3区は変更しない。普通旅客運賃の上限は、4区が160円で5区が180円。定期旅客運賃の上限は1カ月の場合、通勤が4区5990円、5区6740円で、通学は4区3540円、5区3980円になる。

延伸区間の建設などにかかった費用の一部を客に負担してもらうため、加算運賃も設定する。延伸区間のみ乗車するか、または延伸区間と南北線(北大阪急行線の既設区間)にまたがって乗車する場合、普通旅客運賃で60円を加算。定期旅客運賃は1カ月の場合で通勤2250円、通学1330円を加算する。

延伸区間を含む区間別の普通旅客運賃。【画像:北大阪急行電鉄】
加算運賃は延伸区間の千里中央~箕面萱野に設定される。【画像:北大阪急行電鉄】

加算運賃を含む普通旅客運賃は、千里中央~箕面萱野で190円。千里中央~箕面船場阪大前は160円だ。江坂~箕面萱野では240円になる。直通先の大阪メトロ御堂筋線を含む梅田~箕面萱野の14.8kmでは、大阪メトロが運賃改定や運賃計算の特例設定を今後行わなければ480円になる。

北大阪急行線の延伸区間は千里中央~箕面萱野の2.5km。総距離は北大阪急行線の既存区間とあわせ江坂~箕面萱野の8.4kmに拡大する。

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