京都鉄道博物館でJR四国「ゆうゆうアンパンマンカー」特別展示



京都鉄道博物館は6月29日から、JR四国が保有するキハ185系キロハ186形「ゆうゆうアンパンマンカー」(キロハ186-2)の特別展示を行う。

京都鉄道博物館で展示される「ゆうゆうアンパンマンカー」。【画像:JR四国・JR西日本・京都鉄道博物館/(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV】

「アンパンマン列車」の累計利用者数が6月に100万人を達成する見込みであるのにあわせた企画。JR西日本の営業路線とつながっている本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアの引込線で展示する。展示期間は6月29日~7月11日。

展示期間中は車内を公開するほか、車両の前にステージや「アンパンマンシート」を設置して記念撮影を楽しめるようにする。また、「ゆうゆうアンパンマンカー」に関連したパネルや模型なども展示する。

京都鉄道博物館での展示は車内も公開される。【画像:JR四国・JR西日本・京都鉄道博物館/(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV】

6月30日~7月2日と7月7~9日は、会場内の臨時売店で「アンパンマン列車」の関連グッズを販売。玩具や雑貨のほか、通常は四国に行かないと購入できない水筒付きの「アンパンマン弁当」(1250円)と「げんき100ばい!アンパンマン弁当」(1350円)を販売する。当日現地販売分は各50個だが事前予約も可能だ。

キハ185系は国鉄分割民営化前後の1986年から1988年にかけ、四国エリアの特急列車用として製造された気動車。キロハ186形はグリーン車と普通車の合造車でキロハ186-1・2の2両が製造された。

このうちキロハ186-2が「アンパンマン列車」用の「ゆうゆうアンパンマンカー」に改造され、2002年にデビュー。子供向けのプレイルームを設け、座席も「アンパンマン」のキャラクターなどで装飾された。通常は高徳線・徳島線の特急「うずしお」「剣山」に連結して運用されている。

《関連記事》
JR四国の特急電車8000系「リニューアル」車内イメージなど発表、コンセントも設置
JR四国「ハイブリッド式ローカル気動車」入札を公告 2025年に量産先行車