東急電鉄は2月1日、「超音波レール探傷車」を新型に更新すると発表した。2月から試運転を始め、4月頃から稼働開始の予定。
超音波レール探傷車はレール内部に発生する傷を超音波で検知する保守用車両。東急線では終電後から始発までの夜間作業時間帯に線路を走り、年間で最大4回の検査を行っている。
東急電鉄によると、探傷車による検査でレールの破断を未然に防止している。新型の探傷車は測定機能の構造を改良し、検査時間の短縮を見込む。これにより沿線への環境負担の軽減につながるという。
新型の探傷車のデザインは社内公募で選定。デザインコンセプトは「近未来感のあるメタバース×マッピング(=超音波による傷の検出)」。東急電鉄のスローガン「人へ、街へ、未来へ。」と超音波レール探傷車の特徴をイメージしてデザインしたという。
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