神戸発・北方貨物線経由「パンダくろしお」貸切ツアー うめきた地下ホームにも停車



JR西日本と日本旅行は「パンダくろしお『サステナブル Smile トレイン』で行く南紀白浜温泉への旅」と題したツアーを企画した。旅行日は3月25~26日の1泊2日。特急「くろしお」で運用されているラッピング車を使用した団体貸切列車に乗車。通常は営業運転の旅客列車が走らない貨物線を走り、和歌山県白浜町の南紀白浜温泉や動物園「アドベンチャーワールド」を訪ねる。

ツアーで使用される287系「パンダくろしお『サステナブル Smile トレイン』」。【画像:JR西日本・日本旅行】

貸切列車の運行区間と時刻は、1日目(3月25日)の往路が神戸7時40分頃発→新大阪8時20分頃発→大阪8時30分頃発→天王寺8時45分頃発→和歌山9時40分頃発→白浜11時15分頃着。2日目(3月26日)の復路は白浜15時50分頃発→和歌山17時20分頃着→天王寺18時05分頃着→大阪18時20分頃着→新大阪18時30分頃着になる。

車両は287系のうち、パンダのイラストなどで装飾されたラッピング車「パンダくろしお『サステナブル Smile トレイン』」を使用。往路は「くろしお」が普段運行していない兵庫県内を走るほか、神戸駅から新大阪駅までの途中、北方貨物線を走る。北方貨物線は吹田貨物ターミナル駅から大阪駅を通らずに尼崎駅を結ぶ東海道本線の貨物支線で、通常は貨物列車や回送列車しか走らない。

北方貨物線を走る貨物列車。【撮影:草町義和】
3月18日から使用される大阪駅の地下ホーム(うめきたエリア)にも停車する。【撮影:草町義和】

また、大阪駅には3月18日から使用開始する地下ホーム(うめきたエリア)に停車する。JR西日本と日本旅行によると、団体貸切列車がうめきたエリアの地下ホームに停車するのは、これが初めてになるという。ツアーの申込みは日本旅行のウェブサイトなどで受け付けている。

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