そろそろ引退のはず「185系」2023年春も臨時列車で運行 国鉄特急電車の最終形



国鉄の特急型電車としては最終形となる「185系」が今年2023年春も臨時列車で運用される。JR東日本が1月20日に発表した臨時列車の運行計画によると、185系で運行される臨時列車は次の通り。いずれも6両編成で全車指定席。

定期列車の特急「踊り子」で運用されていた頃の185系。【撮影:草町義和】

●あしかが大藤まつり号
運転日:4月22・23日、5月3~6日
運行区間・時刻:大船9時21分発→桐生12時17分着/桐生14時14分発→大船17時02分着

●谷川岳もぐら
運転日:6月3・4・17・18日
運行区間・時刻:大宮10時37分発→越後湯沢13時38分

●谷川岳ループ
運転日:6月3・4・17・18日
運行区間・時刻:越後湯沢15時19分発→大宮18時24分着

185系は1981~1982年に製造された特急型電車。国鉄の特急型電車としては最終形になる。老朽化のため2021年3月のダイヤ改正に伴い定期列車での運用を終了し、その後は臨時列車で運用。2022年には臨時列車での運用も終了して完全に引退するとみられていた。

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