生駒ケーブル宝山寺駅「レトロにリニューアル」 写真展や巻上場見学などイベントも



近鉄は1月5日、生駒ケーブルの宝山寺駅(奈良県生駒市)を「レトロ感溢れる駅」にリニューアルすると発表した。コンセプトは「昔懐かしい駅や喫茶店を連想させるような和洋折衷のデザイン」としている。1月から工事に着手し、2月に完成の予定。

生駒ケーブルの宝山寺駅(宝山寺線ホーム)。【撮影:草町義和】

これに伴い過去10年間の生駒ケーブルの写真を募集。昔の写真をあわせて展示する写真展を宝山寺駅構内で2月23日から行う。募集期間は1月13~29日で、応募はSNS「Instagram」で受け付ける。

ほかにも生駒ケーブルの運転台・巻上場の見学イベントや駅員・車掌体験イベントを2月23日に開催する予定。事前応募・抽選制で1月13~29日に各イベント向けに設定した予約サイトで受け付ける。

リニューアル後の宝山寺駅のイメージ。【画像:近鉄】
リニューアル後の宝山寺駅のイメージ。【画像:近鉄】
リニューアル後の宝山寺駅のイメージ。【画像:近鉄】

生駒ケーブルは鳥居前(近鉄奈良線の生駒駅連絡)~宝山寺0.9kmの宝山寺線と宝山寺~生駒山上2.0kmの山上線で構成されるケーブルカーで、宝山寺駅は宝山寺線と山上線の乗換地点になる。このうち宝山寺線は1918年、営業用としては日本初のケーブルカーとして開業。今年2023年に開業105年を迎える。

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