東武鉄道は来年2023年1月28日の夜、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・浅草~曳舟を運休する。とうきょうスカイツリー駅付近の連続立体交差事業(連立事業)に伴う仮線の切替工事に伴うもの。同社が今年2022年11月28日、発表した。
運休するのは2023年1月28日の21時頃から終列車まで。浅草発着の区間急行・区間準急・普通列車は浅草21時20分発の下り浅草行きと北千住20時54分発の上り浅草行きまで運転し、そのあとの列車は約10分間隔で曳舟駅で折り返し運転を行い、浅草~曳舟は運休する。東京メトロ半蔵門線に直通する列車は通常通り運転する。
特急列車は浅草20時59分発の下り東武日光行き「けごん55号」と北千住20時32分発の上り浅草行き「けごん54号」が浅草発着の最終になり、そのあとの特急列車は北千住発着に。浅草~北千住は運休する。
代行バスの運行は発表されていない。東京メトロの銀座線・浅草~上野や日比谷線・上野~北千住、都営浅草線の浅草~押上、京成押上線の押上~京成曳舟、JR常磐線の上野~北千住、つくばエクスプレス線の浅草~北千住で振替輸送が行われる。
この連立事業はとうきょうスカイツリー駅付近の線路を高架化し、踏切1カ所を解消するもの。とうきょうスカイツリー駅のホームは曳舟寄りに約150m移設。現在の島式ホーム1面2線から単式・島式ホームの2面3線に増強される。2022年11月27日、上りの高架線・高架ホームの使用が始まった。下りの高架線・高架ホームは未着工で、当面は従来のホームを下り専用として使用する。
2023年1月28日の工事では、現在の仮下り線を北側に移設する。これにより下りの高架線・高架ホームを整備するスペースが確保される。事業完了は2025年3月の予定。
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