相鉄・東急直通線「訓練運転」11月3日から 鉄道施設の検査完了、開業に向け最終段階



鉄道・運輸機構と相鉄、東急電鉄は11月2日、相鉄・東急直通線の羽沢横浜国大~新横浜~日吉について、鉄道・運輸機構による鉄道車両を使った鉄道施設検査が完了したと発表した。11月3日からは相鉄と東急電鉄が運転士・車掌の訓練運転(習熟運転)を始める。列車の運行面でも準備は最終段階に入った。

施設がほぼ完成した相鉄・東急直通線の新横浜駅(2022年7月のレール締結式)。【撮影:鉄道プレスネット】

習熟運転は相鉄が相鉄新横浜線・西谷~新横浜と相鉄本線・かしわ台~西谷で実施し、東急電鉄は東急新横浜線・新横浜~日吉と東横線・日吉~渋谷、目黒線・日吉~目黒で実施する。

習熟運転の時間帯は9~18時のおおむね日中だが、夜間の23時頃から翌日の6時頃に走る場合もある。1日の運転本数は相鉄で最大15往復程度。東急電鉄では最大で40往復程度を運転する。

開業後は西武鉄道(右)を除く6社局の車両が相鉄・東急直通線で営業運行を行う。【撮影:鉄道プレスネット】

相鉄・東急直通線は7月にレール締結式が行われ、施設の整備はほぼ完了。来年2023年3月に開業の予定で、習熟運転も路線が開業する3月まで実施される予定だ。開業後は2019年11月に開業した相鉄・JR直通線を含む西谷~羽沢横浜国大~新横浜が「相鉄新横浜線」、新横浜~日吉が「東急新横浜線」として営業する。

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