福岡地下鉄七隈線の延伸区間「開業前の見学会」申込が必要・不要の2部、新型車両も



福岡市交通局は福岡市営地下鉄七隈線の工事中の延伸区間について、駅舎やトンネル、新型車両の見学会を12月18日に開催する。事前申込制の午前の部と申込み不要の午後の部の2回に分け実施する。

ほぼ完成した七隈線の延伸区間のトンネル。【画像:福岡市交通局】

午前の部は9~12時(最終受付は11時30分)。中間に新設される櫛田神社前駅の新しい駅舎とトンネル、七隈線の新型車両「3000A系」を見学できる。トンネルは先着順に1グループ10人の入替制で3カ所を見学する。

参加できるのは小学生以上だが保護者同伴なら小学生も参加できる。定員300人(1組5人まで)で応募多数の場合は抽選。11月1日から15日24時まで、福岡市営地下鉄ウェブサイトで公開しているメールアドレスで申込みを受け付ける。

午後の部は13~16時(最終入場は15時30分)に実施。櫛田神社前駅の駅舎と3000A系を見学できる。トンネルは見学できないが、3000A系先頭の非常用ドアを開放するため車内からトンネルを見ることができるという。申込みは不要だが混雑の状況によって入場制限を行う場合がある。

このほか、午前の部・午後の部ともに櫛田神社前駅構内コンコースで地下鉄グッズを販売する。午前の部は午前の部参加者のみ購入できるが、午後の部は見学会参加者の誰でも購入できる。

七隈線の延伸区間(赤)。【画像】
3000A系のイメージ。【画像:福岡市交通局】

七隈線は橋本~天神南の12.0kmを結ぶ地下鉄。来年2023年3月27日に天神南~博多の1.6kmが延伸開業する予定で、途中に櫛田神社前駅が設けられる。延伸に伴い車両を増やす必要が生じたため新型車両の3000A系電車の導入が計画され、今年2022年2月から営業運転を開始した。

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