西武鉄道「拝島ライナー」平日朝も運行へ 新宿・拝島線の「座れる通勤列車」



西武鉄道は9月29日、現在は下りのみ運行している西武新宿線・拝島線の座席指定指定列車「拝島ライナー」について、来年2023年春から平日朝の上り運行を始めると発表した。

現在は夕方・夜間に下りのみ運行されている「拝島ライナー」。【画像:西武鉄道】

運転区間は拝島→西武新宿。平日ダイヤのみ朝の通勤・通学時間帯に上り2本を運行する。停車駅は拝島→小平の各駅(乗車専用)と高田馬場駅(降車専用)、西武新宿駅。車両は現在の下り「拝島ライナー」と同様、クロスシートを備えた40000系を使用する。

料金や運転時刻、指定券発売方法などの詳細は今後改めて発表される予定。現在の下り「拝島ライナー」の場合、指定席料金(事前購入)は300円。

「拝島ライナー」は2018年に運行を始めた座席指定制の列車。指定席券を購入すれば着席が保証される「座れる通勤列車」だ。現在は平日と土曜・休日の夕方・夜間に西武新宿→拝島の下り列車のみ運行されている。

西武鉄道によると、上り列車の運行は「朝の通勤・通学時間帯にも利用したいという多くのお客さまの声」に応えるため。拝島線内は全駅に停車して利便性を高め、小平~高田馬場はノンストップで運行して速達性を確保するという。

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