西武秩父線「正丸トンネル」深夜に歩く 50周年企画、かつて日本最長の私鉄トンネル



西武鉄道と西武トラベルは3月28日の深夜から29日の早朝にかけ、西武秩父線の正丸トンネル(全長4811m、埼玉県飯能市・横瀬町)を歩くイベントを実施する。西武秩父線の開業50周年を記念した特別企画。

西武秩父線の正丸トンネル。【画像:西武鉄道】

西武池袋線の飯能駅に23時集合。新型の001系特急型電車「Laview(ラビュー)」の臨時列車に乗って正丸駅に向かう。同駅から正丸トンネルを歩きながら芦ヶ久保駅へ。ここから再び「ラビュー」の臨時列車に乗って西武秩父駅に向かい、5時頃解散になる。

トンネル内にある途中の信号場では、作業用車両(レールスター)の乗車を体験できる。参加者には開業50周年記念のロゴが入ったヘルメットや、50年前に西武秩父線の開通を記念して配布されたレール型文鎮などがプレゼントされる。旅行代金は2万5000円。申し込みは西武トラベルのウェブサイトで受け付けている。

正丸トンネルは1967年7月に着工し、1969年1月に貫通。同年10月14日の西武秩父線の開業にあわせて使用を開始した。1975年に近畿日本鉄道(近鉄)大阪線の新青山トンネル(5662m)が開通するまでは、私鉄のトンネルとしては日本最長だった。