東京メトロ「SOHO型賃貸住宅」初展開 旧鉄道施設を活用



東京メトロは7月20日、鉄道施設を活用した賃貸住宅「メトロステージ代々木上原」(東京都渋谷区)を9月上旬にオープンすると発表した。

保守部門の宿泊所を活用した「メトロステージ代々木上原」の想像画。【画像:東京メトロ】

鉄筋コンクリート造り2階建で敷地面積が284.57平方m、延床面積は277.70平方m。かつて東京メトロの鉄道保守部門で使用していた宿泊所を改修する。戸数は5戸で間取りは1R・1R+S・1LDK+S・1LDK+テラス。プライベート性の高い居室に事務所や作業場所として利用可能なスペースが一体となった住居空間を提供する。最寄駅は東京メトロ千代田線・小田急小田原線の代々木上原駅で徒歩2分。

「メトロステージ代々木上原」内部の想像画。【画像:東京メトロ】

東京メトロによると、新型コロナウイルス感染症の影響でリモートワークが普及し、自宅で仕事に取り組む機会が高まっている。これを受け、来客対応が可能な事務所やアトリエ、制作場を兼ねたギャラリーなど多様な活用方法を想定した「SOHO型賃貸住宅」を採用した。鉄道施設から住宅へのリノベーションとSOHO型賃貸住宅の展開は東京メトログループ初の取り組みになるという。

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