福井鉄道の新型車両「F2000形」来春デビュー F1000形とは異なる座席配置に



福井鉄道は新型車両「F2000形」を導入する。同社が5月24日までに発表した。2013年から2016年にかけ4編成が導入されたF1000形に続く超低床・連節車体の電車。

福井鉄道が導入するF2000形のイメージ。【画像:福井鉄道】

発表時点の計画によると、仮の愛称は「FUKURAM Liner(フクラムライナー)」。3両1編成を来年2023年春に導入する予定だ。880形などの従来車両にある出入口ステップをなくし、乗り降りしやすくする。また、VVVF制御やLED照明などを採用。880形に比べ電力消費量を3割以上削減する。

F2000形の車内イメージ。【画像:福井鉄道】

F1000形の車内座席はクロスシートを主体とした構成だったが、F2000形はロングシートを採用してF1000形より通路幅を広くする。定員は880形より1割増の115人で、これにより朝夕ラッシュ時の混雑緩和を図るという。

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