京都丹後鉄道「QR定期券」「QR回数券」サービス開始 乗り越しにも対応



京都丹後鉄道を運営するウィラートレインズは3月30日、スマートフォンのアプリを活用した「QR定期券」「QR回数券」のサービスを開始した。

京都丹後鉄道の列車。【画像:ウィラー】

スマホアプリ「mobi Community Mobility」をインストールしてクレジットカードを登録すると、アプリ上でQR定期券やQR回数券を購入できる。乗降時にはスマホ画面のQRコードを読み取り機にかざす。定期券区間外の乗り越し精算もQRコードをかざせば即時決済される。このほか、2020年2月から「QR乗車券」(1回払い)を提供している。

QR定期券は通勤(1・3・6カ月)と通学(1・3・6・12カ月)、QR回数券は11回券を提供。窓口に出向くことなくアプリで購入できるが、通学定期は通学証明書とクレジットカード決済についての同意書を用意したうえで駅窓口で購入する必要がある。

京都丹後鉄道の全線で利用できるが、特急列車は自由席も含め乗車できない。一部の快速・普通列車も利用できない場合がある。

スマホ画面に表示したQR定期券・QR回数券のイメージ。【画像:ウィラー】

ウィラートレインズはサービス開始を記念した「QR定期券デビューキャンペーン」を展開中。4月30日までに3カ月以上のQR定期券を購入すると、クオカード500円分や高速バスの予約に使える500円分のウェブクーポンなどがプレゼントされる。

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