常磐線の松戸駅、東西通路拡幅や駅ビル工事に着手 当初計画より6年遅れ JR東日本



JR東日本の東京支社は2月14日、常磐線の松戸駅(千葉県松戸市)の改良工事に着手すると発表した。2027年春頃までの完成を目指す。

改良後の松戸駅のイメージ。【画像:JR東日本】

駅の東西を結ぶ通路を拡幅するほか、改札内コンコースも現在の800平方mより広い1100平方mに拡張。現在は入口専用と出口専用に分かれている中央改札を統合する。また、駅の南側(上野寄り)には6階建ての駅ビルを建設する。

今年2020年春頃から工事に着手し、2026年度に東西通路の拡幅が完成する予定。2027年春頃には駅ビルがオープンする予定だ。

JR東日本は当初、2014年度に着工し、バリアフリー化工事を2018年度に完了。2019年度には新しい駅ビルも含め、すべての工事を終える見通しを立てていた。しかし、東京オリンピック・パラリンピックの招致決定の影響で工事費や人件費が高騰し、着工のめどが立たない状態となった。

このため、JR東日本は工事計画を見直し、バリアフリー化とそれ以外の工事に分けて段階的に整備することにした。このうちバリアフリー化工事は2017年から始まり、今年2020年3月6日には完成の予定だ。