阿武隈急行「一部再開」4月18日から順次 全線再開は「復旧工事の進捗」次第



阿武隈急行は4月13日、福島県沖地震の影響で全線の運転を見合わせている阿武隈急行線(福島県・宮城県)について、4月18日から29日にかけ梁川~槻木間の運転を順次再開し、ほぼ通常運転に戻すと発表した。

阿武隈急行の列車。【画像:kimura yuho/写真AC】

まず4月18日、丸森~槻木間の運転を再開。朝夕の時間帯のみ臨時ダイヤで運転する。運転本数は朝方が上下各6本で、夕方も上下各6本を運転する。

続いて4月25日に再開区間を梁川~丸森~槻木間に拡大。丸森~槻木間は仙台直通列車を含む一部の列車を除き、朝夕時間帯を通常ダイヤで運転する。運転本数は朝方が上下各7本で、夕方は上下各11本。梁川~槻木間は朝夕のみ臨時ダイヤで運転し、朝方が下り4本・上り5本、夕方が下り6本・上り5本だ。

4月29日以降は富野駅で折り返す列車を除き、梁川~丸森~槻木間が終日通常ダイヤに戻る。仙台直通列車も4月29日から運転を再開する。

福島~梁川間は5月末まで運休する見込み。阿武隈急行は6月以降の見通しについて「応急復旧工事の進捗状況等を踏まえ、随時、お知らせいたします」としている。同区間の代行バスは梁川~福島駅東口間で平日の朝夕のみ運行中。阿武隈急行はこのほか、定期運行の路線バスを利用するよう呼びかけている。

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