JR西日本「吹田総合車両所」見学ツアー 事業用車や廃車予定の車両も撮影OK



JR西日本と日本旅行は5月22日、大阪府吹田市内にある車両基地・車両工場「吹田総合車両所」の見学ツアーを実施する。

関西エリアの車両を中心に検修業務を行っている吹田総合車両所(写真は吹田工場時代の1994年)。【撮影:草町義和】

通常は関係者以外入れない車両所内を吹田総合車両所の社員が案内、解説。車両の改造工事や定期検査中の車両を見学する。

また、事業用車のクモヤ145系、北陸特急で運用されていた681系のうち本年度2022年度中に廃車予定の先頭グリーン車クロ681-1001、所内で保存されている「流電」ことモハ52001などを見学、撮影できる。車両所内の食堂では過去のヘッドマークを展示する。

廃車予定のクロ681-1001。【画像:JR西日本・日本旅行】
所内で保存されている「流電」モハ52001。【撮影:草町義和】

午前の部(10時30分~12時30分)と午後の部(14~16時)の2部制。各部50人を募集する。旅行代金は現地発着プランの場合、大人9500円・子供(小学生)8500円。子供のみで参加することはできない。申込みは日本旅行「赤い風船 関西版」ウェブサイトで4月22日15時から受け付ける。

吹田総合車両所は1921年11月、湊町工場を移転する形で吹田工場として発足。2021年11月に操業開始100周年を迎えた。関西圏の車両の検修業務を行っており、法定の車両検査で最も大がかりな全般検査に対応。車両の改造なども行っている。

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