北総鉄道「値下げの主旨」にあわせ増発 2月26日ダイヤ改正



北総鉄道は1月25日、北総線のダイヤ改正を2月26日に実施すると発表した。同社が秋に実施する予定の運賃値上げに先駆け、列車を増発する。

北総線の列車。【撮影:草町義和】

上下あわせた増発本数は平日11本、土曜・休日4本。大半は新鎌ケ谷~印西牧の原間での運転だが、一部の増発列車は新鎌ケ谷~印旛日本医大間で運転される。

これにより平日9時台と土曜・休日8時台の印西牧の原→新鎌ケ谷間の上り普通列車がおおむね10分間隔での運転に。平日18~21時台の新鎌ケ谷駅からの下り普通列車(同区間を各駅に停車する特急・急行を含む)も、おおむね10分間隔で運転される。

また、京成線~都営浅草線直通の上り最終列車(泉岳寺行き普通)の印旛日本医大→新鎌ケ谷間で発着時刻を繰り下げる。新鎌ケ谷→京成高砂間の変更はない。このほか、利用状況に合わせて深夜時間帯などの運転本数と一部部列車の種別を見直す。

北総鉄道は運賃が高い鉄道として知られているが、10月1日に値下げを実施する計画。普通運賃は20~100円ほど値下げされ、通学定期は大幅に値下げして京成線と同じレベルになる。同社は2月26日のダイヤ改正について、「運賃改定の主旨に合わせ、千葉ニュータウン地区を中心とした北総線内の移動を促進し、沿線全体の活性化に繋がるよう」増発するとしている。

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