南海高野線・浅香山~堺東の高架化、環境アセス準備書の縦覧開始 説明会は予約制に

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南海電気鉄道(南海電鉄)高野線の浅香山駅付近~堺東駅付近間(大阪府堺市)を高架化する連続立体交差事業(連立事業)について、堺市は7月31日から環境影響評価(環境アセス)準備書の縦覧を始めた。説明会は8月下旬から9月上旬にかけ行われる。

高架化後の堺東駅とその周辺のイメージ(堺市役所21階展望ロビーから反正天皇陵古墳を望む)。【画像:堺市】

準備書の縦覧期間は9月14日までの予定。堺市の環境共生課や連続立体推進課で閲覧できる。準備書の説明会は新型コロナウイルスの影響で延期されていたが、このほど事前予約制で実施することが決まった。8月28日から9月5日にかけ計4日、堺市役所で19時~20時30分に行われる予定だ。予約は堺市ウェブサイトに設けられた申し込み用のフォームなどで受け付けている。

準備書などによると、この連立事業は、南海高野線の浅香山駅付近から堺東駅付近まで約3.0kmを対象に線路を高架化するもの。浅香山駅が1層高架駅(高さは約8m)、堺東駅が2層高架駅(同約18m)に変わる。事業費は約565億円。いわゆる「開かずの踏切」4カ所を含む10カ所の踏切を解消し、道路渋滞の緩和や分断された市街地の一体化を図る。

堺東駅と同駅の汐見橋寄りは、現在の線路をそのまま使いながら、その上に高架橋を構築していく直上工法を採用。それ以外の区間は、現在の線路の西側に仮線を整備してから現在の線路を撤去して高架橋を構築する仮線工法を採用する。

連立事業が実施される区間(赤)。【画像:堺市】
浅香山駅の横断面図。【画像:堺市】
堺東駅の横断面図。【画像:堺市】

準備書の想定行程表によると、2021年度から2026年度にかけて用地買収を実施。その間、2023~2024年度に留置線の工事を行い、2025年度から直上工法を採用する部分の工事を始める。仮線は2027年度に着工。高架工事は2030年度から始まる。2036年度末には高架線への切替が完了する見込みで、2037年度には仮線の撤去や関連道路の工事も完了する見込みだ。

浅香山駅付近~堺東駅付近の連立事業は2009年4月、国が着工準備を採択。一部地下化を含む4案が検討されたが、事業費が最も安い直上・仮線工法による高架化が採用された。堺市は来年度2021年度の都市計画決定と事業認可を目指す。

高架化後の堺東駅以南とその周辺イメージ(堺市役所21階展望ロビーから仁徳天皇陵古墳を望む)。【画像:堺市】
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