長崎バスが全国相互利用サービスの交通系ICカードに対応 スイカやスゴカなどOK



長崎自動車(長崎バス)とJR九州は2月5日、長崎バスと同社グループのさいかい交通の路線バスで、全国相互利用サービスに対応した交通系ICカード(全国交通系ICカード)を利用できるようにすると発表した。利用開始日は2月16日の始発から。

長崎バスのウェブサイト。【画像:長崎バス】

長崎バス・さいかい交通の路線で新たに利用できるようになるのは、JR東日本「Suica」(スイカ)やJR九州「SUGOCA」(スゴカ)、西日本鉄道(西鉄)「nimoca」(ニモカ)などの全国交通系ICカード。ポイントの付与や乗継割引の適用はない。また、長崎バス・さいかい交通の車内や窓口では、全国交通系ICカードの発売とチャージは行わない。

長崎交通・さいかい交通では独自のICカード「エヌタスTカード」を導入しているが、このカードで全国交通系ICカードに対応した他の鉄道やバスを利用することはできず、全国交通系ICカードの「片乗り入れ」になる。

長崎エリアでは長崎バス・さいかい交通を含む鉄道・バス9社局が、2002年にスタートしたICカード「長崎スマートカード」を導入していた。施設の更新期を迎えたのを機に、このうち6社局は西鉄が展開している全国交通系ICカードのニモカへの移行準備を進めている。

一方、長崎バス・さいかい交通は独自の新しいICカードの導入にかじを切り、昨年2019年に新ICカード「エヌタスTカード」を導入していた。