IGRいわて銀河鉄道は12月1日から「IGR HUG PASS」を発売する。沿線に住む妊産婦のアクセス支援を目的にした企画切符で、岩手県交通との共同企画。
購入日から1年間のうち計5日間利用可能で、いわて銀河鉄道線の発駅から盛岡駅まで自由に乗り降りできる。また、岩手県交通の路線バスのうち盛岡駅前～160円区間も往復利用できる。160円区間のエリアには、岩手県立中央病院や産婦人科医院がある。このほか、一部の駅では駐車場を無料で利用できる特典も付く。
購入できるのは母子健康手帳の交付を受けてから出産するまでの妊産婦で、購入時に母子健康手帳の提示が必要。購入後は有効期間内なら出産後も利用できる。発売駅は小繋・斗米を除くIGR各駅。発売額は青山発が1900円、いわて沼宮内発が5550円、二戸発が1万800円。切符は楕円（だえん）形の二つ折りだ。
いわて銀河鉄道線・青山～盛岡間と岩手県交通バス・盛岡駅前～160円区間を往復利用した場合、所定の運賃は760円で、5回なら3800円。「IGR HUG PASS」を使うと所定運賃の半額になる計算だ。
IGRは「近くに産科がなくて盛岡に通っているけど、車の運転とか一人で移動するのって不安だよね」という妊婦の声をきっかけに「IGR HUG PASS」を企画したという。
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※追記（2021年12月3日13時05分）：当初、所定の往復運賃額を誤記していました。おわびして訂正いたします。