東武特急「スペーシア」→「DRC」に リバイバルカラー第3弾、ベージュとマルーンに

東武鉄道は11月4日、100系電車「スペーシア」や200形電車「りょうもう」で実施している旧塗装の復元企画(リバイバルカラー車)について、12月5日から第3弾として「デラックスロマンスカー(DRC)」のリバイバルカラー車を運転すると発表した。

かつて運行されていた東武特急1720系「DRC」。【画像:東武鉄道】

100系の第101編成が1720系電車「DRC」をイメージした塗装に変わる。ロイヤルベージュをベースにロイヤルマルーンのラインを配した暖色系のカラーリングに変更する。

初日の12月5日は、DRCカラー車の登場を記念した「スペーシア」臨時列車ツアーが実施される。DRCカラー車・1800系カラー車・デビューカラー車に乗車。車両基地の南栗橋車両管区でリバイバルカラー車3編成を並べた車両撮影会や工場見学、鉄道グッズ抽選販売会などが行われる。

旅行代金はDRCカラー車に乗車するツアーの場合、大人1万9000円(東武鉄道公式ファンクラブ会員は1万8000円)・小学生1万7000円。1800系カラー車は大人1万2000円(ファンクラブ会員は1万1000円)・小学生1万円、デビューカラー車は大人1万3000円(ファンクラブ会員は1万2000円)・小学生1万1000円だ。

11月5日11時からファンクラブ会員の先行募集が行われ、11月9日11時から東武トップツアーズ・東武旅倶楽部による一般募集が行われる。これ以外にも特急「りょうもう」と区間急行を乗り継いで南栗橋車両管区に向かうツアーが企画されている。

記念切符「1720系カラーリング『デラックスロマンスカーカラー』スペーシア記念乗車券」も12月5日から、東武線の浅草駅など55駅で発売される。発売数は3000セット。発売額は1セット3000円。専用アプリで1720系画像スライドショーを閲覧できるなどの特典が付く。

100系「スペーシア」は1990年にデビューした東武鉄道の特急車両。車体塗装は当初、ジャスミンホワイトをベースにパープルルビーレッドとサニーコーラルオレンジを用い、窓部にブラックラインを配したカラーリングを施していた。

デビュー当時の100系「スペーシア」。【画像:東武鉄道】

2011年、東京スカイツリーのライティングデザインのコンセプトカラーにちなみ、「粋」(水色)と「雅」(紫)をベースにした塗装に加え、サニーコーラルオレンジをベースにした3種類のカラーリングに変更。2015年には日光東照宮四百年式年大祭記念として「日光詣スペーシア」の運行も始まった。

こうして当初の塗装から変更された100系だったが、100系と200形がデビューから30年を迎えたのを受け、デビュー時の塗装やかつて東武線で運行されていた特急車両の塗装を復元したリバイバルカラー車の運行が企画された。

まず第1弾として100系デビューカラー車が、今年2021年6月5日から運行開始。第2弾となる200形の1800系カラー車も8月7日から運行されている。第3弾は5月の発表時点では「別のリバイバルカラー塗装」とされ、具体的にどの塗装を復元するかは明らかにされていなかった。

1720系「DRC」は1960年、「当時の特急用車両のレベルを超えるデラックスな車内設備を持つ車両」(東武鉄道)として登場。当時としてはゆったりとした座席が設置され、ジュークボックス(装置内部に搭載したレコードなどで音楽を演奏する自動販売機)を設置したサロンルームも設けられていた。

在りし日の「DRC」。【画像:東武鉄道】

1973年までに7編成が製造されたほか、1720系より前に製造された1700系電車2編成も1720系と同じタイプの車体に更新。合計9編成が1991年まで浅草~東武日光・鬼怒川公園間で運行された。

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