西武グループと台湾鉄路管理局は、「旅味弁当」と題した駅弁販売イベントを共同で企画した。「姉妹駅協定」の締結1周年を記念したもので、期間は11月4~14日。台北駅の台鉄弁当本舖1号店で、西武グループ鉄道3社をイメージした日本風の駅弁を販売する。
販売される駅弁は「菇菇時蔬炊飯(キノコの炊き込みご飯)」「近江焼鴨炊飯(近江鴨ロースト弁当)」「秩父草鞋豬排便当(秩父わらじカツ弁当)」の3種類。
「菇菇時蔬炊飯」は台湾鉄路宜蘭線・礁渓駅(宜蘭県礁渓郷)と伊豆箱根鉄道駿豆線・伊豆長岡駅(静岡県伊豆の国市)の姉妹駅協定にちなんだもの。「近江焼鴨炊飯」は台湾鉄路縦貫線・万華駅(台北市万華区)と近江鉄道多賀線・多賀大社前駅(滋賀県多賀町)の姉妹駅協定にちなんでいる。「秩父草鞋豬排便当」は台湾鉄路と西武鉄道のコラボだ。
西武鉄道によると、台湾の食材を使いつつ日本の駅弁風に調理したという。「コロナ禍で日本に旅行するのが難しいので、駅弁で日本の料理を味わって欲しい」と話した。
価格は「菇菇時蔬炊飯」が150台湾ドルで、「近江焼鴨炊飯」「秩父草鞋豬排便当」は180台湾ドル。いずれも1日につき50個限定。購入するとオリジナルバッグがプレゼントされる。
伊豆箱根鉄道と台湾鉄路は1年前の2020年11月4日、西武グループと台湾鉄路の友好協定締結5周年を記念し、伊豆箱根駅と礁渓駅の姉妹駅協定を締結。近江鉄道も同日、多賀大社前駅と万華駅の姉妹駅協定を台湾鉄路と締結した。
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