JR東日本の高崎支社は1月31日、あしかがフラワーパーク駅(栃木県足利市)の運賃計算上の特例を廃止すると発表した。3月14日から一部の区間で運賃が変わる。
あしかがフラワーパーク駅は現在、運賃計算上は同駅の一つ隣にある富田駅と同額として取り扱っている。3月14日からは、この扱いを終了。運賃計算上の距離を足利~あしかがフラワーパーク間で6.2km、あしかがフラワーパーク~富田間で0.9kmと設定する。
これにより、あしかがフラワーパーク駅までの運賃計算上の距離が変わり、一部の区間では運賃も変わる。
普通旅客運賃(紙の切符)の場合、富田駅からは現在の190円より40円安い150円に。高崎~あしかがフラワーパーク間はいまより180円安い990円になる。一方、宇都宮駅からはいまより180円高い1170円になる。また、これまで富田~あしかがフラワーパーク間ではSuica(スイカ)などのICカードが利用できなかったが、3月14日からは利用できるようになる。
あしかがフラワーパーク駅は、テーマパーク「あしかがフラワーパーク」の最寄り駅として2018年に開業した。JR東日本の駅では、2016年に開業した南武線浜川崎支線の小田栄駅も同様の特例(隣駅の川崎新町駅と同額の扱い)を設けているが、これも3月14日に廃止される。