多摩モノレール「町田延伸」商工会議所がシンポジウム



東京都町田市の町田商工会議所は10月30日、「町田 未来駅シンポジウム」を開催する。多摩都市モノレール線(多摩モノレール)の町田延伸について議論する。

町田方面(左奥)から多摩センター駅にやってきた列車のイメージ。【撮影:草町義和、加工:鉄道プレスネット編集部】

町田市文化交流センター(JR横浜線・町田駅直結)で14時~15時45分(13時30分開場)に開催。町田市の石阪丈一市長などが出席する。参加費は無料だが定員100人の事前申込制で、町田商工会議所のウェブサイトで先着順で受け付ける。締切は10月20日。

多摩都市モノレールが運営する多摩モノレールは、1998年から2000年にかけて上北台(東京都東大和市)~立川北(立川市)~多摩センター(多摩市)間の16.0kmが開業。ほかにも複数の延伸計画・構想がある。

2016年に策定された交通政策審議会答申第198号(交政審198号答申)では、延伸区間として上北台~箱根ケ崎間や多摩センター~町田間、多摩センター~町田間が盛り込まれた。ほかにも箱根ケ崎~八王子間や唐木田~是政間などの構想区間がある。このうち北部延伸区間の上北台~箱根ケ崎間は事業化が決まり、2022年中には基本設計が完了する見込みだ。

多摩モノレールの延伸計画・構想。上北台~箱根ケ崎間(青)の事業化が決まっている。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット編集部】

一方、南側の多摩センター~町田間では、東京都が今年2021年3月の都議会で「(モノレールの)導入空間となりうる道路の整備に課題がある」との認識を示しており、事業化に向けた動きは進んでいない。

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