JR九州は9月29日、観光列車「或(あ)る列車」の車内サービスをリニューアルし、11月13日から運行ルートを変更すると発表した。
車内では従来スイーツを提供していたが、リニューアル後は「九州の旬の厳選された食材を使用した本格的なコース料理」(JR九州)に。前菜・スープ・メイン・スイーツ・ミニャルディーズ(茶菓子)で構成され、季節に応じて変更する。東京・南青山のレストラン「NARISAWA」オーナーシェフの成沢由浩さんが引き続き料理を監修する。
「或る列車」は2015年に運行を開始。これまで佐世保線・大村線・長崎本線を通る佐世保~長崎間や久大本線の大分~日田間などで運行されている。11月13日からは、鹿児島本線・久大本線の博多~由布院間で運行する。運行日や運行時刻は次の通り。
●金・土・月曜・祝日
博多11時12分頃発→由布院14時07分頃着
由布院14時44分頃発→博多17時31分頃着
●日曜
博多9時00分頃発→由布院13時16分頃着
由布院13時47分頃発→博多17時43分頃着
乗車は「或る列車」を含む旅行商品を購入する必要がある。10月1日11時から「或る列車」ウェブサイトや駅の旅行窓口などで販売される。旅行代金(大人)は2万9000円から。
《関連記事》
・交流・直流の両方走れる国鉄電車「415系」JR九州だけに 最後の路線は「関門」か
・久大本線・日田~豊後森、9月17日に運転再開 8月大雨から36日ぶり全線復旧