JRグループは8月18日、お盆期間(8月6~17日の12日間)の旅客6社の輸送状況を発表した。全体では前年2020年の同期に比べ利用者が増えているが、コロナ禍前に比べ大幅に少ない状況は変わっていない。コロナ禍に加え大雨による列車の運休も響いた。
6社46区間の特急・急行列車の輸送人員は505万1000人。2020年同期比で31%の増加だった。2019年同期(1563万8000人)との比較では68%の減少だ。
各社別ではJR北海道が12万6000人で、2020年同期より3%の減少。在来線特急は低迷したが、北海道新幹線は2020年同期より2割ほど増加した。それ以外の5社は2020年同期より増えており、JR東日本・JR東海・JR西日本の本州3社が3割ほど増加。JR四国とJR九州も1割ほど増加した。
《関連記事》
・JRゴールデンウィーク輸送は前年比「568%」 コロナ前からの大幅減は変わらず
・鉄道業界団体が新型コロナウイルス対策のガイドライン策定 指定席の販売にも配慮を