大阪メトロ「顔パス」改札機の実証実験に日本信号など4社参加



信号機メーカーの日本信号は12月23日、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)が実施する次世代改札機の実証実験に参画すると発表した。

顔認証カメラを設置した次世代改札機。【画像:日本信号】

日本信号は大阪メトロ堺筋線の動物園前駅北改札口に、次世代改札機の機器を設置。改札機とサーバーをネットワークでつなぎ、おもにサーバー側で情報処理を行う「シンクライアント技術」を使い、あらかじめ登録した顔写真を使った顔認証判定と、ORコード認証による通行判定を行う。

日本信号は「今回の実証実験への参画を通じて、次世代改札機の実用化に向けた課題の抽出およびデータの取得を行い、開発をさらに加速させてまいります」としている。

大阪メトロによる次世代改札機の実証実験は12月10日から始まった。日本信号のほかオムロンソーシアルソリューションズ・高見沢サイバネティックス・東芝インフラシステムズの3社が参加しており、動物園前・ドーム前千代崎・森ノ宮・大国町の各駅で大阪メトロ社員を対象とした実証実験を行う。期間は2020年9月30日までの予定だ。