名鉄は8月10日、ダイヤ改正を10月30日に実施すると発表したた。新型コロナウイルスの影響による利用者の減少を受け、おもに列車の減便を行う。
尾西線と各務原線は昼間に減便。名古屋本線・竹鼻線・広見線などは深夜帯に減便する。豊川線は昼間と深夜に減便する。各線の運行本数の変化は次の通り。
●豊川線 国府~豊川稲荷(11~14時台)
現行4本/時→改正後2本/時
●豊川線 国府~豊川稲荷(21時台)
国府発:現行2本→改正後1本
●尾西線 森上~津島(10~14時台)
現行4本/時→改正後2本/時
●各務原線など 三柿野~犬山(10~14時台)
現行4本/時→改正後2本/時
●名古屋本線 名鉄岐阜~須ケ口(21時台)
名鉄岐阜発:現在3本→改正後2本
須ケ口発:現在4本→改正後3本
●竹鼻線など 新羽島~笠松(22時台)
新羽島発:現行4本→新改正後3本
笠松発:現行3本→改正後2本
●広見線 新可児~犬山(22時台)
新可児発:現行2本→改正後1本
犬山発:現行4本→改正後2本
このほか、瀬戸線では10~15時台の列車の種別を変更。この時間帯の1時間あたりの運行本数は準急が2本、普通列車が4本だが、すべて普通列車に統一して1時間あたり6本とする。
これにより、普通列車のみ停車する清水・尼ケ坂・森下・矢田・守山自衛隊前・瓢箪山の6駅は1時間あたりの停車本数が2本増えて6本に。運航間隔も均一化して分かりやすくなるという。
名鉄は「今後、旅客需要が回復局面にあると判断した場合は、柔軟にダイヤの再構築を図ってまいります」としている。
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