国交省「シベリア鉄道」貨物輸送の実証事業で参加者募集 「半分」だが「2倍」



シベリア鉄道のコンテナ貨物列車。【画像:Sorovas/CC BY-SA 3.0】

国土交通省は8月6日、シベリア鉄道を活用した日欧貨物輸送の実証事業について、本年度2021年度の参加事業者の募集を始めた。

参加できるのは日本の荷主企業か物流企業。冷凍・冷蔵コンテナ(リーファーコンテナ)を使い、日本からロシア極東港とシベリア鉄道を経由してロシア西部かロシアの西側にある欧州諸国に貨物を輸送するのが条件だ。

貨物量は1応募者あたり20フィートコンテナか40フィートコンテナ1本以上。上限は40フィート換算で12本になる。実証事業に要する費用については、40フィートリーファーコンテナ1本あたり25万円を下限として国費で支出する。申込期間は9月3日まで。

国土交通省はロシア運輸省・ロシア鉄道と協力し、海上輸送と航空輸送に続く第三の輸送手段の選択肢としてシベリア鉄道の利用促進に取り組んでいる。実証事業は2018年から始まり、2020年度は1編成借り上げ列車(ブロックトレイン)による貨物輸送が行われた。

2020年度の実証事業の検証結果によると、リードタイムは海上輸送に比べ約半分。15案件中6案件では、半分以下のリードタイムを実現した。一方でコストは海上輸送に比べ平均約2.3倍程度。ポーランド以西の欧州地域で貨物の位置情報の確認が困難だったなどの課題があったという。

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