JR西日本が千葉県内に冷凍冷蔵施設を建設へ 京葉線や「行徳富士」の近く



冷凍冷蔵物流施設「LOGI FLAG COLD 市川 I」の完成イメージ。【画像:JR西日本不動産開発】

JR西日本不動産開発は8月5日、千葉県の市川市内に冷凍冷蔵物流施設「LOGI FLAG COLD 市川 I」を建設すると発表した。来年2022年秋の完成を目指す。

JR西日本不動産開発によると、鉄骨造り地上4階建てで、敷地面積は4297.56平方m、延床面積は8743.46平方mの予定。フロン規制に対応した自然冷媒を使って環境に配慮した施設を整備するという。建設にあたっては霞ヶ関キャピタルとプロジェクトマネジメント契約を締結しており、同社と共同で開発を進める。

建設場所は市川市の加藤新田。近くにはJR京葉線や首都高速湾岸線・国道357号があるほか、高さが40mほどある搬入残土の山(行徳富士)があることで知られる。

「LOGI FLAG COLD 市川 I」の建設予定地(対象地)。【画像:JR西日本不動産開発】

JR西日本不動産開発によると、東京外環自動車道・東関東自動車道からのアクセスが良好で東京都心にも近く、短時間で大消費地に輸送可能な立地。冷凍冷蔵物流施設は、既存施設の老朽化と昨今のフロン規制による冷却設備の更新が必要で、新築物件への入居需要が高まっているという。同社は冷凍食品消費の需要拡大に伴う社会の物流ニーズの高まりに応えるため、首都圏も含め物流施設の開発を推進するとしている。

《関連記事》
JR西日本が新型電気式気動車「DEC700形」導入 ハイブリッド対応も視野に技術検証
JR西日本「減便」ダイヤ改正、10月2日に 21線区で127本