叡山電鉄「マイクロドローン」レース・空撮コンテスト 「再開前」の線路を飛行



マイクロドローンのレース・空撮コンテストが行われる貴船口駅。【画像:叡山電鉄】

叡山電鉄は7月15日、日本ドローンネットワーク協会とともに超小型ドローン(マイクロドローン)のレースを開催すると発表した。駅構内や線路内でマイクロドローンを飛ばす。空撮コンテストも行う。

マイクロドローンレースは8月8日の10~17時、鞍馬線の貴船口駅で開催。レギュラーコースとマスターコースの2コースを設け、各コースともタイムアタック形式の予選を行い、上位9人による決勝トーナメントで優勝を決める。参加費はレギュラーコースが4500円、マスターコースが5500円。駅内VIP観戦は3000円だ。

マイクロドローンHD空撮コンテストは、レース前日の8月7日12~18時に貴船口駅で開催。参加者に「風光明媚で自然豊かな貴船口駅の風景」をPR動画風に撮影してもらい、その作品を公開する企画も行う。参加費は1エントリー3500円(1グループ)。エントリーできるのは8月8日のドローンレース参加レーサーに限られる。

定員はマイクロドローンレースがレギュラーコース10人、マスターコース20人、駅内VIP観戦10人。マイクロドローンHD空撮コンテストは5組となる。申し込みは7月17日14時30分から7月31日23時55分まで、イベントサイト「Peatix」上に日本ドローンネットワーク協会が用意した募集ページで受け付ける。

会場になる貴船口駅は、昨年2020年の土砂災害で運休中の鞍馬線・市原~鞍馬間の中間にある。同区間は9月中の運転再開が予定されており、列車が運転されていない運転再開前の鉄道施設を活用したマイクロドローンのイベントが企画された。

叡山電鉄は「通常は(ドローンを)飛ばすことのできない駅構内や線路内などの鉄道施設内において、ドローン飛行という非日常の体験をお楽しみいただけます」としている。

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