えちごトキめき鉄道「観光急行」ダイヤや乗車方法を発表 「国鉄急行電車」3両編成



「観光急行」として運用される413系・455系。【画像:Rsa/CC BY-SA 3.0】

えちごトキめき鉄道は6月23日、「昭和の急行列車」を体験できるという「観光急行」のダイヤや乗車方法などを発表した。7月4日から営業運転を始める。

車両は国鉄急行型・近郊型電車の455系・413系を使用。糸魚川・妙高高原寄りからクハ455-701+モハ412-6+クモハ413-6で構成される3両編成だ。当面は全車自由席で運行される。

運行区間は日本海ひすいラインの直江津~糸魚川・市振間で、運転日は原則として7月4日以降の土曜・休日。列車種別は急行、列車名も「急行」だ。455系には複数種のヘッドマークを装着して運行。車内でのワゴン販売や観光案内放送、見どころでの徐行運転を行う。また、秋頃から車内での飲食サービスを実施する予定だ。このほか、妙高はねうまラインの快速列車も7月4日から455系・413系で運行される。

運行区間と運行時刻は次の通り。

急行1号:直江津11時26分発→糸魚川12時20分着・12時34分発→市振12時52分着
急行2号:市振13時10分発→糸魚川13時28分着・13時42分発→直江津14時31分着
急行3号:直江津15時03分発→糸魚川15時51分着
急行4号:糸魚川16時40分発→直江津17時08分着
快速:直江津8時43分発→妙高高原行き
快速:妙高高原9時44分発→直江津行き

急行の乗車に際しては乗車券のほか急行券(大人500円・子供250円)が必要。直江津駅と糸魚川駅で「国鉄時代を彷彿とさせる硬券」の様式で発売するほか、車内でも「車急式補充券」で発売する。

えちごトキめき鉄道全線の普通・快速・特急・観光急行の普通車自由席が、土曜・休日の1日に限り自由に乗り降りできる切符「ホリデーツアーパス」も、6月28日から発売される。発売額は大人3000円・子供1500円。

クハ455-701は、交直両用の455系急行型電車のモーターなし中間車として1971年に製造され、1986年に先頭車に改造された。国鉄急行型電車で営業運転が可能な状態で残っているのは、このクハ455-701だけだ。モハ412-6・クモハ413-6は1987年の製造だが、車体のみ普通列車用のものを新造し、モーターや台車などは1962年に製造された471系急行型電車のものを再利用した。

3両とも近年はJR西日本の七尾線で運用されていたが、老朽化のため引退。えちごトキめき鉄道が観光列車用として購入した。同社は「製造から50年以上を経た懐かしい車両で、昭和の鉄道旅を体験してみませんか」と案内している。

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